空調の4要素とは

技術
この記事は約2分で読めます。

空気調和を考える際、欠かすことのできない4要素があります。

  • 温度
  • 湿度
  • 気流
  • 清浄度

以上の4つを調整することが、空気を調和するということになります。

温度

温度を調節するということは、空気を加熱ないし冷却をするということです。

空気を加熱及び冷却するということは、空気の熱を奪ったり、与えたりしているということです。

普段エアコンやストーブなどで行う空気調和から想像しやすいですね。
上記のように、温度を変化させ(温度計の数値が変わる変化)、物質の態が変わらない変化を顕熱変化といいます。

湿度

f:id:building-blocks:20190321220538j:plain

空気調和の要素として湿度の調節が欠かせません。
具体的には、空気中の水蒸気量を調節します。

上の写真のように、水を熱し蒸発させることで空気を加湿することはできます。

水は100℃で蒸発しますが、水が蒸発しているときにさらに熱を加えても、水の温度は100℃から上昇しません。

これは、水が液体→気体へ変化することに熱を使っている(熱を奪う)ためです。

このように、物質の態が変化し、見かけの温度が変わらない熱量の変化を潜熱変化と言います。

気流

気流の調整も空気調和には欠かすことができません。
体に直接強い風が当たれば不快ですよね。

具体的には、気流の速度・方向・分布を調節します。

また、給気、排気および換気方法を工夫して、室圧の調整も重要です。

清浄度

4つめの要素は、空気の清浄度です。

空調機のフィルターや空気清浄機を通して、空気中の微粒子を除去します。

「微粒子」というのは、塵埃・細菌はもちろん、臭気などの除去も含みます。

これらは、建築物環境衛生基準にて具体的な数値が定められています。

厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei10/

タイトルとURLをコピーしました