衛生工学会設備士試験を受験するためには、いくつかの受験資格を満たす必要があります。
その中でも、満たしやすい受験資格に「大学理系学部卒業」があります。
しかし、明確な判断基準が受験資格に記されていません。
理系か判断に迷う学部の場合の対応が、今回の記事になります。
大学理系学部卒業という受験資格
大学理系学部を卒業していれば、学部卒業が受験資格となります。
つまり、卒業後すぐに受験が可能です。
大学理科系課程
(1)新制大学
(2)旧制大学
(3)旧制専門学校
以上の学部を卒業した場合、卒業証明書の提出を持って受験が可能です。
- 大学院の修了証明書では不可。
- 数学科・物理学科は理系とする。
以上2点は明記されています。
自分の学部が理系に当てはまるか不安な場合:
まず、空気調和・衛生工学会へ問い合わせをしましょう。
過去に前例がある大学・学部学科の場合、問い合わせで受験資格の有無が確認可能です。
私の卒業学部は、過去に問い合わせの前例がありませんでした。
とりあえず受験申し込みをすることになる。
過去に前例がない場合、ひとまず受験申し込みをすることになります。
空気調和・衛生工学会設備士は空調・衛生と2分野に別れており、試験も別々となっています。
受験料は、各部門8,640円なので、2部門受験する場合は17,280円。
けっこうしますね。
受験資格審査
申し込みが完了すると、空気調和・衛生工学会にて受験審査が行われます。
審査の結果がでるのは10月末です。
受験資格がない場合:
受験資格審査が通れば、そのまま11月の試験を受験することになります。
それでは、審査に落ちた場合はどうなるのでしょう?
空気調和・衛生工学会によれば、
「受験審査費用を差し引いた金額が返金される」
そうです。
受験審査費用は不明なので、私が万が一審査に落ちた際は更新します。笑い。
最後に
空気調和・衛生工学会設備士資格は、資格勉強で実務に役立つ設備の知識を得ることができます。
また、資格取得後、規定の実務経験をふむことで建築設備士の受験資格を得ることができます。
建築設備士は1級建築士の受験資格取得につながります。
空気調和・衛生工学設備士資格を取得し、さらなる資格の取得を目指しましょう!